
投稿日:2026年10月2日
ピラティスで、イライラしなくなるのか。心に起きる変化と、起きない変化
ピラティスを続けると、ものごとにすぐ反応しなくなる、という変化は起きます。
ただ、前向きになる、優しくなる、という変化は、ピラティスだけでは起きません。
マイナスが、ゼロに戻る。そこまでが、ピラティスにできることです。
「ピラティスをすると、心まで明るくなる」でしょうか
「マシンピラティスを始めてから、子どもに寛容になりました。
何か関係があるのでしょうか。」
こういうご質問をいただきました。
関係は、あると思います。
でも、「ピラティスをすると前向きになる」「明るくなる」とは、
私は考えていません。
少し意外に聞こえるかもしれません。
順番にお話しします。
起きる変化と、起きない変化
| ピラティスで起きるか | 説明 | |
|---|---|---|
| すぐに反応しなくなる | 起きる | イライラしにくくなる。怒りにくくなる |
| 落ち着く | 起きる | ものごとを、少し離れて見られる |
| 前向きになる、明るくなる | 起きない | 別に育てる必要がある |
| 優しくなる | 起きない | 優しくする行動を、足す必要がある |
なぜ、イライラしにくくなるのか
「頑張る」の基準が、上がるからです
ピラティスでは、少しだけ頑張っていただきます。
ふだんの「頑張る」が5だとしたら、
レッスンでは、6や7になります。
筋力や、筋肉の持久力を、試されるからです。
大人は、ふだん頑張らなくなっています
大人になると、
6割や7割の力で、ほとんどのことが片づきます。
だから、本気で耐える、という場面が減っていきます。
ピラティスで、
「ここまで頑張る」という経験をする。
すると、頑張りの基準が、ぐっと上がります。
家に帰ると、反応が変わります
そのくらい頑張る場面は、
ピラティス以外の生活には、あまりありません。
だから、家に帰って、
お子さんがおもちゃを散らかしたまま、お菓子を食べていても、
「まあ、まあ。」
と、すぐに反応しなくなります。
よく言えば、落ち着く。
悪く言えば、少し鈍くなる。
それが、寛容になった、ということの中身だと思います。
でも、前向きにはなりません
ここが、大切なところです。
ピラティスで変わるのは、
マイナスのことへの反応です。
怒らなくなる。
イライラしなくなる。
これは、マイナスがゼロに戻っただけです。
ピラティスは、少し頑張っていただく運動です。
明るくなるための方法では、ありません。
だから、ピラティスをしているだけで、
毎日がご機嫌で楽しくなる、ということは望めません。
優しくなりたいときは、どうするか
ゼロから、プラスへ。
そこへ進みたいときは、
優しくする行動を、足していく必要があります。
これは、運動では補えません。
子育てであれば、こういうことです。
- お子さんに、よい言葉をかける
- お子さんと、よい関わりを持つ時間をつくる
具体的な行動がないと、プラスには動きません。
よい言葉、よい行い、よい行動を、
誰かにしてあげる。
仲間や、友人や、先生と一緒に、
それを練習していく。
ピラティスと、その練習をセットにする。
そう考えていただくと、よいと思います。
まとめ
- ピラティスを続けると、ものごとにすぐ反応しなくなります
- それは、マイナスがゼロに戻る変化です。前向きになる変化とは別です
- 優しくなりたいときは、優しくする行動を足していきます
あなたが今日、誰かにかけたい言葉は、
何でしょうか。
よくあるご質問
Q. ピラティスをすると、イライラしなくなりますか。
ものごとにすぐ反応しなくなる、という変化は起きると考えています。レッスンで少し頑張る経験をすることで、頑張りの基準が上がるからです。感じ方には個人差があります。
Q. ピラティスをすると、前向きになれますか。
ピラティスだけでは、前向きになる、明るくなる、という変化は起きないと考えています。それは、よい言葉をかける、よい関わりを持つ、といった行動で、別に育てていくものです。
Q. 子育て中でも、ピラティスは受けられますか。
受けられます。子育てや家事をされている方も、多くいらっしゃいます。
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書いた人
関口智弘(MOHI)
MOHI Pilates Founder。ピラティス指導歴20年。
2012年に MOHI Pilates を創業し、これまでに300人以上のインストラクターを育成。
代表プロフィール
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