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MOHI Pilates 東京 HQ スタジオに置かれたリフォーマー

投稿日:2026年10月4日

グループレッスンは、「ちゃんとやらない」。効果は、やった人が決めます

マットのグループレッスンでいちばん大切なのは、飽きさせないことです。
「ちゃんと」「しっかり」と求めるほど、お客さまは、次に来にくくなります。
先生が説明するのは、やること。効果は、やった人が決めます。

「正しく、丁寧に教えるのが、よいレッスン」でしょうか

「正しいフォームで、ちゃんとやっていただきたい。
効果も、きちんとお伝えしたい。」

まじめな先生ほど、そう考えます。

でも、グループレッスンでは、逆だと私は考えています。

ちゃんとやることを、求めない。
効果を、先生が決めない。

そのほうが、お客さまは楽しく続けられます。

順番にお話しします。

グループレッスンで大切にしたい、3つのこと

# 大切にしたいこと 一言でいうと
1 飽きさせない 同じ動きを、長く繰り返さない
2 ちゃんとやらせない 「ちゃんと」「しっかり」「丁寧に」を、できるだけ使わない
3 効果を押し付けない 説明するのは、やること。効果は、やった人が決める

1. 飽きさせない

グループレッスンでいちばん大切なのは、何でしょうか。

飽きさせないことです。

同じ動きを、何往復も繰り返す。
すると、飽きてしまいます。

飽きると、やる気がなくなります。

1時間、90分という枠に、とらわれなくてかまいません。
エクササイズの種類にも、こだわらなくてかまいません。

まず、飽きないこと。
それが、前提です。

2. ちゃんとやらせない

グループレッスンでは、「ちゃんとやる」を求めません。

「ちゃんとやらなくて、効果はあるのですか。」

そう聞かれることがあります。

あります。
動いているからです。

レッスンのあと、家に帰って、
「今日、どうだった」と聞かれたとします。

「なんか、楽しかったよ。」

そう答えたくなるレッスンは、
もう一度行ってみようか、と思えます。

でも、こう言われ続けたら、どうでしょうか。

「膝の角度が、まだです。もう少しです。まだです。」

ちゃんとやっていることには、なります。
でも、来週も来たいかというと、少ししんどいのです。

ちゃんとやるものに対して、
「楽しかった」という感想は、なかなか出てきません。

だから、グループレッスンでは、

  • 「ちゃんと」
  • 「しっかり」
  • 「丁寧に」

こうした言葉を、できるだけ避けています。

細かく見てほしい、という方には、
プライベートレッスンがあります。

ピラティスを、いちばん小さく言うと

なぜ、エクササイズにこだわらなくてよいのでしょうか。

ピラティスを、いちばん小さな言葉にすると、こうなります。

全身の関節を、動かす運動。

関節は、どこにあるでしょうか。
触ってみてください。

ここと、ここと、ここ。
名前を知らなくても、触れます。

次に、その関節が、どの方向に動くのか。

肘は、曲げて伸ばす。
8の字には、回りません。

見れば、誰にでも分かります。

関節の名前や、筋肉の名前を覚えるより先に、
関節がどう動くかを、知っておく。

そこから、マットのレッスンは組み立てられます。

3. 効果を押し付けない

「ピラティスに、どんなイメージがありますか。」

そう聞くと、答えは分かれます。

インナーマッスルを、鍛える。
身体が、整う。
よくなる。

似ているようで、全部、違う言葉です。

海の見える場所で、景色を見たとします。

「綺麗だな」と思う人がいます。
「気持ちいい」と思う人もいます。

私はウィンドサーフィンをするので、
「今日は、いい風だな」と思います。

でも、ガイドの人に、
「見てください。今日は、いい風でしょう」と言われたら。

風に興味のない方は、困ってしまいます。

ピラティスも、同じです。

「インナーマッスルが、鍛えられたでしょう。」

そう言われると、
「背骨が動きやすくなった気がしたのだけれど」という、
ご自身の感想が、消されてしまいます。

まわりの人が「変わった」と言う中で、
1人だけ、置いていかれることもあります。

だから、先生がするのは、ここまでです。

やることを、説明する。
効果は、明言しない。

その後どうなったかは、やった方に聞きましょう。

効果は、やった人が決める。
それが、ピラティスのよいところだと、私は考えています。

探求するのは、先生だけでよい

ピラティスは、理屈っぽい運動です。

先生が、掘り下げて学ぶ。
それは、大切なことです。

でも、掘り下げたものを、そのままお客さまに渡すと、
「ちゃんとやってください」という押し付けになります。

「私は、理屈っぽくなっていないだろうか。」

ときどき、振り返ってみてください。

まとめ

  • グループレッスンでいちばん大切なのは、飽きさせないことです
  • 「ちゃんと」「しっかり」「丁寧に」を、できるだけ使いません
  • 先生が説明するのは、やること。効果は、やった人が決めます

あなたのレッスンのあと、お客さまは、
ご家族に、何と話しているでしょうか。

よくあるご質問

Q. グループレッスンで、フォームを細かく直さなくてよいのですか。

グループレッスンでは、細かく直すことより、飽きずに楽しく動いていただくことを大切にしています。細かく見てほしい方には、プライベートレッスンをご案内します。

Q. レッスンの効果を、どう説明すればよいですか。

説明するのは、やること(どの関節を、どう動かすか)までです。その結果どう感じたかは、お一人ごとに違います。効果を先に決めてしまうと、ご本人の感想が消えてしまいます。

Q. マットのレッスンを組み立てるとき、何から考えればよいですか。

エクササイズの種類より先に、全身の関節がどこにあり、どの方向に動くかを考えます。そこから、飽きない流れを組み立てます。

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書いた人

関口智弘(MOHI)
MOHI Pilates Founder。ピラティス指導歴20年。
2012年に MOHI Pilates を創業し、これまでに300人以上のインストラクターを育成。
代表プロフィール

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