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MOHI Pilates 東京 HQ スタジオに置かれたリフォーマー

投稿日:2026年10月2日

グループレッスンを成功させる8つのカギ。教え方がうまい先生がしていること

グループレッスンがうまい先生は、
エクササイズを始める前と、終わった後を大切にしています。
クラスの組み立てには、8つのカギがあります。

「では始めます、寝てください」で始めていませんか

「グループレッスンは、決めた内容を順番に伝えればよい。」

そう考えている方は、多いと思います。

でも、それだけでは、お客さまとの距離が離れたままになります。

プライベートレッスンなら、
「調子はどうですか」と聞いてから始められます。

グループレッスンには、
右も左も分からないまま、
「先生、お願いします」といらっしゃる方が、何人もいます。

先生は、教える気持ちでいっぱいです。
前の時間も教えていたかもしれません。

でも、お客さまは違います。

電車に揺られて、やっと着替えて、
いま、マットの上に立ったところです。

だから、最初に「つかみ」が必要なのです。

始める前に、距離を縮める

ピラティスは、
何をさせられるのか分かりにくい運動です。

「身体が硬いのを、見られたくない。」
「姿勢が悪いと、思われているのではないか。」

そういう気持ちで、いらっしゃる方もいます。

その気持ちを、ほぐそうとしなくてかまいません。
距離を縮めればよいのです。

  • これから何をするのか
  • 今日のポイントは何か
  • ピラティスには、こういう効果がある

これを、少しお話しする。
それだけで、場が変わります。

教え方がうまい先生がしている、8つのこと

# カギ 一言でいうと
1 前提の確認 来た方のレベルを知る
2 範囲の提示 今日することを先に伝える
3 構成の工夫 クラスを物語にする
4 アレンジ 簡単な形と難しい形を用意する
5 情報量の調整 伝えすぎない
6 スピードの調整 動く速さを決める
7 語彙の選択 どの言葉で伝えるかを選ぶ
8 ケア 振り返りをする

1. 前提の確認

来た方のレベルを、確かめます。

はじめての方のクラスにも、経験のある方が入ってきます。
はじめてにも届かない方も、入ってきます。

その日のクラスがどのレベルになるかは、
集まってみないと分かりません。

だから、いくつかのパターンを用意しておきます。

2. 範囲の提示

これから何をするのかを、先に伝えます。

何も言わずに「仰向けになります。鼻から息を吸って」と始めると、
「何が始まるの。私についていけるかしら」となります。

今日は、こういうことをします。
今日のポイントは、ここです。

ざっくりでかまいません。
目的は、お客さまに安心していただくことです。

3. 構成の工夫

どの順番で行うか、です。

ウォームアップから、少しずつ上げていく。
そして、また少しずつ下げていく。

クラスの構成は、物語になっています。

4. アレンジ

ピラティスの言葉でいうと、モディフィケーション(その人に合わせた調整)です。

習ったエクササイズを、そのまま伝えるのではありません。
そこに至るまでの簡単な形。メインの形。難しい形。
この3つを用意しておきます。

伝わっていないと感じたら、すぐにやさしい形へ。
できると感じたら、すぐに難しい形へ。

ついていけない方を出さない、クラスの組み立てです。

5. 情報量の調整

どこまでお伝えするか、です。

お客さまが理解できる範囲を、超えないこと。

6. スピードの調整

ここが、大事なところです。

ピラティスは、動く速さをとても大切にしています。

耳で聞いて、脳から筋肉へ伝わるまでには、時間の差があります。

「この速さで動くと、こういう動き方ができる。」
それは、体験してみないと身につきません。

先生も、生徒としてほかのクラスを受ける。
目で見る練習、耳で聞く練習を増やす。

そうやって、身についていきます。

7. 語彙の選択

どの言葉で、どんな言い回しで伝えるか、です。

動きの長さに、言葉の長さが合っているか。
言い終わらないと、間延びします。
筋肉にも、うまく力が入りません。

ピラティスは、お安いものではありません。
だから、幼い言葉づかいでは、内容がそれに見合わなくなります。

丁寧すぎてもいけません。
くだけすぎてもいけません。

ピラティスは、国語の力をとても大切にしています。

ほかの先生のクラスを見学するときは、
「どんな言葉を使っているのだろう」という目で見てください。
新しい発見があります。

8. ケア

振り返りです。

クラスが終わっても、そのままお帰ししません。

今日の感想を、聞かせていただく。
先生も、自分のクラスを振り返る。

「ついてこられただろうか。」
「よい表情で、帰っていただけただろうか。」

これがないと、次につながりません。
自分の直すところも、見逃してしまいます。

「次に来たら、もっとよくなりそうだ。」
そう感じていただいて、クラスを終えます。

振り返りは、次のお客さまにつながる

クラスの終わりに感想を話していただくと、
その日のことが、記憶に残りやすくなります。

そして、帰ったあとに、
「今度、一緒に行こうよ」と、誰かを誘いやすくなります。

まとめ

  • グループレッスンは、始める前に距離を縮めることから始まります
  • クラスの組み立てには、前提、範囲、構成、アレンジ、情報量、スピード、言葉、振り返りの8つがあります
  • 終わりの振り返りが、次の回と、次のお客さまにつながります

あなたのクラスは、
最初の1分で、何を伝えているでしょうか。

よくあるご質問

Q. グループレッスンは、どう始めればよいですか。

いきなりエクササイズに入らず、これから何をするのか、今日のポイントは何かを先にお伝えします。お客さまとの距離を縮めることが目的です。

Q. レベルの違う方が集まったときは、どうすればよいですか。

簡単な形、メインの形、難しい形を用意しておきます。伝わっていないと感じたらやさしい形へ、できると感じたら難しい形へ切り替えます。

Q. クラスの終わりには、何をすればよいですか。

振り返りをします。お客さまから感想を聞かせていただき、先生自身もクラスを振り返ります。次の回がよくなり、お客さまがほかの方を誘いやすくなります。

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書いた人

関口智弘(MOHI)
MOHI Pilates Founder。ピラティス指導歴20年。
2012年に MOHI Pilates を創業し、これまでに300人以上のインストラクターを育成。
代表プロフィール

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